元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

12/5はシンポジウム「保育所民営化で京都の保育はどうなるの?」へ!

ぜひ来てください!
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京都市保育所保護者会連絡会主催シンポジウム
保育所民営化で京都の保育はどうなるの?」

日時:12月5日(土)13時30分より16時まで
参加費無料・事前申込不要・保育あります
会場:こどもみらい館4階第1研修室

パネリスト:
◇大倉得史さん 京都大学大学院人間・環境学研究科准教授(発達心理学)/元・京都市子ども・子育て会議 市営保育所移管先選定部会委員
◇山口正和さん 元・小学校教員/箕面市障害者事業所たんぽぽ副代表
◇吉村淳子さん 元・尼崎市立大島保育所保護者/尼崎市立大島保育所民営化反対裁判を支援する会代表
パネリスト/コーディネーター:
◇藤井伸生さん 京都華頂大学現代家政学部教授(社会福祉原論・地域福祉論)/京都保育運動連絡会会長

主催:京都市保育所保護者会連絡会
後援:京都こども未来ネット、青いとり保育園を守る会、あもう君の家族と安全な保育を共に考える会、京都市保育園保護者会連合協議会

保育所民営化で京都の保育はどうなるの?◆
 京都市は2012(平成24)年に『市営保育所の今後のあり方に関する基本方針』を策定して以来、市内5ヶ所市営保育所の民間移管(廃止・民営化)を進めてきました。2014(平成26)年10月にはさらにこの方針を改定して、2019(平成31)年度までに新たに市内6ヶ所の市営保育所を民営化するとしています。京都市は「市営保育所が民間保育園と比べて高コストになっている」ことを民営化の大きな理由に挙げています。
 しかし、もともと市営保育所京都市の認可保育園全体の1割に過ぎません。その1割の市営保育所では、障害があるなど特別な配慮や支援が必要な子どもたちを民間保育園に比べて高い割合で受け入れてきました。さらに、障害児保育をはじめ、重度のアレルギーへの対応や年度途中の入所、園庭開放や一時預かりといった地域に開かれた子育て支援など、様々な事情の「個々の子ども」に丁寧に対応し、「どんな子でも地域で一緒に保育を受ける」上で大きな役割を果たしてきました。
 このような、子どもたち一人ひとりを主体として尊重する丁寧な保育実践は、市営保育所における保育士の手厚い配置や適切な労働条件の確保、研修や経験の蓄積によって可能になっているものです。そして、市営保育所の保育実践はひとつの標準的な形として、民間保育園にとってもめざすべき目標となってきました。
 そうしたなか、コストの切り下げを主な理由として民営化を進めることは、保育における公的責任を後退させ、京都市の保育全体の質の低下を招くことにつながります。
 今、京都市の保育はどのような問題に直面しているのでしょか。そして、市営保育所の民営化が進められるなかで、京都市の保育にどのような影響が現れるのでしょうか。今回のシンポジウムでは、民営化される市営保育所だけでなく、京都市全体の保育をめぐる問題として考えていきたいと思います。ぜひご参加ください!

京都市保育所保護者会連絡会◆
 京都市保育所保護者会連絡会は、全ての市営保育所の保護者会を相互につなぐ、市営保育所に子どもを預けている当事者である保護者の意見を代表する連絡会です。京都市による市営保育所民営化の議論が始まった2011年に、今後の市営保育所のあり方に関する情報を共有し、保護者の意見や要望をくみながら京都市の保育施策に反映させていく会として発足しました。発足にあたっては、子どもたちが安心して保育を受け続けられること、どの子どもたちにも豊かな育ちを保障することを連絡会の目的として確認しています。
 京都市保育所保護者会連絡会の活動は、ニュース『連絡会NEWS』のほか、連絡会のブログ(http://blog.livedoor.jp/kyotosieihogosya/)やFacebookでも情報を発信していますので、ぜひご覧ください。また、ご意見やご質問等はhoikushohogoshakai@yahoo.co.jpへお寄せください。