元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

2014/9/27市営保育所保護者会連絡会で受けた説明会での決議文

9/27に崇仁保育所であった市営保育所保護者会連絡会への京都市の説明会の最後に採択された決議文です。

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京都市長 門川 大作 様

「市営保育所の今後のあり方に関する基本方針」(改定版)案
(6市営保育所の民間移管計画案)の抜本的見直しを求める
決 議 文

平成26年8月に京都市より、「市営保育所の今後のあり方に関する基本方針」(改定版)案が公表されました。この案は、すでに移管の決定された5市営保育所に加え、さらに6つの市営保育所の民間移管を具体的に定めたものです。
全市営保育所の保護者会の声を代表する当連絡会としては、先行の5市営保育所の民間移管のときから、保護者たちの意見を尊重しない市の強引な進め方、決定の仕方に異議を唱えてきました。
そして、今回、先行の5市営保育所の民間移管に関して一切の検証も行われることなく、あまりに強引に、さらに6つもの市営保育所の民間移管の方針案が公表されたことに対して、激しい憤りを覚えます。
すでに、今回移管対象とされた市営保育所では、保護者からの大きな反対の声があがっています。(修学院保育所では、賛成ゼロ、反対9割の意思表示があり、錦林保育所の保護者アンケートでは賛成ゼロ、反対99%の結果が出ており、それぞれ保護者会の総意として民間移管反対の意思を明確にしています。)市として、保護者等の当事者の声を尊重する姿勢があるならば、このまま強引に民間移管案を決定していいはずはありません。
上から強引に移管を進めようとする今回の京都市の進め方は、あまりに保育の現場や保護者たちの声、ひいては市民一般を侮蔑したものです。このままでは、ひとり市営保育所のあり方のみならず、今後の京都市の保育行政全体にとって大きな禍根を残すものとなると思います。
よって、私たちは、以下の通り、決議します。

1. 先行の民間移管についての十分な検証が行われていません。移管のペースも早すぎます。今回の6保育所の選定理由について説明はほとんどありません。保護者達への説明の期間も短すぎます。総じて、手続き的に、あまりに乱暴です。さらなる6カ所の市営保育所の民間移管方針の抜本的見直し、ないし凍結を求めます。
2. 保護者の声を聞く「だけ」の説明会は、説明会として無効と考えます。説明会等での保護者の声に対し、市として、案の決定前に、応答責任を果たすべく、必ず見直し案を提示してください。
3. 上記見直し案を提示していただいた上で、再度説明会を開くことを要望します。
4. 上記見直し案の提示が難しければ、門川市長ないし副市長に参加していただいた上で、再度説明会を開くことを要望します。

2014年9月27日
京都市保育所保護者会連絡会