元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

PDF→テキスト「船岡乳児保育所民営化についての意見書」

PDFからテキストにおこしてみました。
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平成 26 年 6 月 11 日(水)

京都市 市営保育所移管先選定委員会 御中

京都市船岡乳児保育所保護者会

<船岡乳児保育所民営化についての意見書>

 この度の「平成 26 年度第2回市営保育所移管先選定部会における保護者意見の聴取」におきまして、保護者の皆様より意見を頂戴いたしました。保護者の切実な訴えを聞いて頂きたく、あえてまとめず配布資料として提出させていただきます、ご理解ください。

 そもそも、民間移管をする理由がわかりません。入所して間もないですが、他の保護者の方も「本当に丁寧にみてもらってありがたい」と言っておられます。市が責任を持っているからこそ、親も安心して預けられます。それを、「民間で出来る事は民間で」という都合の良い言葉で公的責任を投げだす事は許せません。
 更に、民間移管により保育内容がどうかわるか不安です。「基本事項」には「市営保育所が実施している保育内容を尊重し」に留めている事に危惧しています。どんな方針の保育所に移管されるかによって保育内容が大きく変わってしまうのではないかと、強い不安を持っています。
 また、定員を 60 名から 30 名に減らす事も疑問です。1 月の保育所説明会・面談には、溢れかえるほどのお母さん方が参加され、「どうしても保育所にいれたい」と必死に話されていました。「移管時までに北区全体の入所受け入れ枠を確保した上で」と言いますが、保育所を増やすわけではないのに、そんな事が出来るのでしょうか。多くの方が入所希望している時に定員を減らすのは本末転倒ではないでしょうか。
 最後に、二年連続して民間移管が決まらなかったのに今年決まる保証はあるのでしょうか。安易な条件切り下げで移管先を探す事は反対です。子供達を安心して預けたい、共に成長を手助けしてくださる先生方、現場の声をもっと聞いてください。親、子供、保育士を置き去りにしないでください。

私は船岡乳児保育所の民間移管に反対します。
1、移管により今と同じ保育が続けられなくなる事への懸念。
船岡乳児保育所は乳児保育を専門とした保育所であり高い専門性を持った保育士の先生方が良い保育の環境を作ってくださっています。運営主体が変わってしまうと今の良いものが無くなってしまいかねません。又、数
年後に職場が無くなってしまうという状況下では、保育士の先生方のモチベーションの低下をまねきかねず、より良くしていこうという気持ちがそがれかねないと思います。
2、民間保育所ではなく公立保育所こそ増やしてほしい。
保護者として、私は子供を預ければどこでも良いなどとは考えておりません。特定の宗教や特定の個人(経営者)の信条によらない、公立保育所は存在意義が高いと考えています。

 船岡乳児保育所におきましては、この 2 年間民間移管が先延ばしになっている状況です。様々な理由があるかとは思いますが、無理にそのような状況で民間移管をする必要があるのでしょうか。私自身も含め多くの保護者の方は現状の船岡乳児保育所にとても満足していると感じております。まずは、乳児(子供)達の気持を第一に考え、原点に立ち戻っていただければ幸いです。

 いつも京都市保育所に入れて良かったと感じております。美味しい食事に充実した保育内容、そして何よりも温かい先生方の保育。民間移管する事で、保育の質の低下、そして子供たちへの影響が心配です。子供は本当に敏感です。慣れ親しんだ今の保育所から変わる事への影響を考えて欲しいです。
 子供が少ない、公費削減で安易に乳児保育所が無くなるのは本当に残念でなりません。一度子供達の様子を見てから決定して頂きたかったです。民間が悪いわけではありませんが、変わる事で親も子もまた新しい環境に適応するには時間も労力もかかります。十分な配慮そして説明を求めます。
 どうか子供達の事を何より第一優先に考えて、何事も決めていって欲しいです、よろしくお願いいたします。

 決して広くない船岡乳児保育所の敷地で、6 年分の子供達の保育をしようとする所に無理があり、昨年度もその理由から辞退されたと聞きました。以前見学したある園では各年齢のクラスが狭く、今となって考えるととても窮屈だったように思います。そうなっていくのが容易に想像できる保育所を許可するのではなく、特殊なものを京都市で運営してもらえる事を希望します。(乳児に特化する、もしくは障害や病気を持った子に特化するなど)。
 今年もやりたい団体がいなければどうするつもりにしているのか知りたいと思います。昨年は特に具体的な案もなく、そのうち何か考えるといった内容だったかと思います。
 長くなりましたが、今年決まらなければどうするのか?無駄な公募(費用、時間、労力など)を来年度も続けるのか?定員をまた減らすのか?です。
以上です。