元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

8/21職員と保護者の意見交換のご報告

8/21職員と保護者の意見交換のご報告

2012年8月22日

保護者のみなさま、職員のみなさまへ

 先日8月21日の意見交換では、職員6人、保護者4人が参加されました。職員からは以下のようなお話をききました。
● 自分の子どもを民間の保育園に入れているが、子どもの人数に対する保育士の割合が少ない時がある。配置基準は市営も民間も同じとだというが、実態は明らかにちがう。朱雀も民間移管でそうなるのではないかと不安がある。
● 移管しても園庭はなくしてほしくない。街中でもなるべく自然に触れられるように心がけてきた。散歩も交えて丁寧に保育をしてきている。建て替えで収容人数の規模を多くするとかはやめてほしい(最近の保育園では屋上が園庭というところもある)。
● これまで話し合って作ってきた朱雀の保育を、保育観のちがう移管先の民間園と一年間でうまくすりあわせて引き継ぎができるのか心配だ。自分たちも保育時間だけでなく、職員会議等で時間をかけた話をして学んだり伝えたりしてきている。移管先の保育園にこれまでの経験や実績から培ってきた保育観があればあるほど、すりあわせていくことが難しいのではないかと思う。「子どもの権利を保育に活かそう」といった朱雀の保育観は、なくなったり変えたりしてはいけないと思う。
● 民間の保育園に子どもをあずけていて実感するが、やはりお昼寝用の布団の提供はなくすべきでないと思う。民間の保育園にはない、市の独自のサービスだから、民間移管ではなくなってしまうかもしれないが、雨の日や兄弟姉妹をちがう園に通わせている場合など、布団の持参・持ち帰りの手間はたいへんさを考えると、布団の提供はなくすべきでない。
● 移管によって、自分たちがどのように配置替えされるか不安がある。解雇でなければ安心というわけではない。
また、保護者からは、「本当に市営乳児保育所が市の財政を圧迫しているのか」「民間移管が本当に財政難の解消になるのか」「移管で削減される額が1億2千万円というが、京都マラソンには去年は4億8千万円使っているが…」といった意見が出されました。これらの意見は選定委員会などへの要望に活かしていきたいと思います。職員と保護者との話し合いはこれからも続けていきたいと思っています。
あらためて民間移管についてのこれまでの経過や問題点を整理していきながら、今後のとりくみについて話し合っていきたいと思いますので、みなさまのご参加をお待ちしています。
9/5(水) 学習会+会議「民間移管の問題点と今後について」
にちじ●9月5日(水) 5:45pm〜7:00pmごろ
ところ●こぐま組かぞう組のへや