元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

朱雀の移管先候補が月かげ保育園に

12月18日配布の保護者会役員からのお知らせ
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【保護者のみなさまへ】
朱雀乳児保育所廃止後の移管先候補が宗教法人竹林寺(月かげ保育園経営)に選定されました

12月17日(月)、3乳児保育所の移管先候補法人と南区の移管対象予定保育所が広報発表されました。船岡乳児保育所については応募してきていた法人が辞退したため、再公募となりました。室町乳児保育所は社会福祉法人熊千代会(西京区 こぐま上野保育園経営)、朱雀乳児保育所は宗教法人竹林寺(中京区 月かげ保育園経営)が移管先候補として発表されました。選定委員会の評価としては市営保育所の保育を引き継ぐには課題が多いとされているところが選ばれました。また、南区については、九条保育所吉祥院保育所が移管対象予定保育所として名前があげられました。

朱雀に応募してきた民間園は、月かげ保育園、こぐま上野保育園、朱一保育園の3つでした。選定委員会の実施審査に同行した保護者が見たところ、こぐま上野保育園では、0歳児が一方向一列に並んだ机で食事をするなど、朱雀とはちがった保育のあり方をされていました。選定委員会の講評でも、「市営保育所の保育を引きつぐに当たって,課題を多くかかえている」「1名の委員からは,市営保育所の移管先としてふさわしいとは言えないとの意見があった」といわれています。
月かげ保育園は0歳児保育はおこなっておらず、もっとも今の朱雀に近い乳幼児保育をしているところは朱一保育園でしたが、受け入れ人数などに問題があるとして、京都市が、朱一保育園を審査の対象から外してしまいました。これまでどおりの乳幼児保育の継続を求めてきた保護者の立場からすれば、保育のあり方を審査することなく移管先候補を選定したことは、保護者の不安や要望を無視しているといわざるをえません。
また、選定委員会の評価でも、月かげ保育園では「明るく,正しく,仲良く」という子どもの姿を大切にした保育を実践されていますが,市営保育所が実践する「子どもを主体として受け止めて,主体としての心を育てることを大切にする保育」とは異なる点があると指摘されています。また、今までとは違う行事や保育料以外の保護者負担などが保護者との協議なく取り入れられていくという心配もあります。
保護者会としてこれからどうしていくか、ご意見などございましたらご連絡ください。年の瀬のお忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。取り急ぎご報告まで。

参考URL:京都市情報館→保育課→広報資料・お知らせ
「市営保育所の今後のあり方に関する基本方針」に基づく単独乳児保育所の移管先法人及び南区の移管対象予定保育所の選定結果についてhttp://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000133/133413/kouhousentei.pdf