元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

意見聴取か審議か―「基本方針(改定版)の策定の経過」についての問い合わせ

2014/11/21保育課に問い合わせてみた。
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京都市 保健福祉局子育て支援部保育課 御中

10月30日付の京都市情報館というサイトの「『市営保育所の今後のあり方に関する基本方針(改定版)』について」の「基本方針(改定版)の策定の経過」という部分についてお問い合わせいたします。
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000174628.html
こちらには、「平成26年5月30日 第5回幼児教育・保育部会において「市営保育所の現状と今後の方向性(案)」に係る意見聴取」とあります。
しかし、この日の会議録には、
「○安藤部会長
他にございませんでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは時間も迫っておりますので,本来はここで休憩と思っていたんですけれども,もう時間も追ってますので次の方に進ませていただきたいと思います。
それでは,2番目の議題ですが,『市営保育所の今後のあり方について』ということで事務局から説明をお願いしたいと思います。
2 市営保育所の今後のあり方について
事務局(坂本公営保育所担当課長)から,資料2を用いて,市営保育所の今後の在り方16 17 について説明。
○安藤部会長
はい,ありがとうございました。今の説明につきまして何か御質問ございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは,その次の審議事項3の幼児教育・保育の提供体制の確保についてということを説明をお願いしたいと思います。」
とあります。時間がなかったためか、委員からの意見は聴取されておらず、坂本課長の「説明」のみで終わっています。これはふつう「意見聴取」とはいわないと思います。

また、各回の部会の次第では、第5回部会は「(2)市営保育所の今後のあり方について(協議)」とあり、第7回と第8回はともに 「(1)市営保育所の今後のあり方について(審議)」 となっています。
第8回の会議録では、坂本課長から「本市としては,意見聴取ということで,この会議に諮らせていただきたいという説明をしてきたつもりですが,その説明が伝わっていなかったということは,申し訳なかったと思います」という発言、また上田課長からは「市営保育所のあり方については審議会で必ず審議しないといけない事項には含まれていないという理解でございます。ただ,せっかくこのようにたくさんの関係の委員の方がいらっしゃる場でございますので,是非とも意見を頂戴したいということで,意見聴取という扱いでお願いしたかったところでございます。」という発言がありました。
しかし、第5回の会議録にも第7回の会議録にも、そもそもなんら「本市としては,意見聴取ということで,この会議に諮らせていただきたいという説明」はなされていませんし、「意見聴取」という言葉も出てきません。
第7回の会議録には、むしろ安藤部会長は「他にございませんようでしたらこの議題についての審議はここまでにしたいと思います」と「審議」という言葉をお使いになっています。

まとめますと、第5回部会坂本課長からの「説明」のみで、「意見聴取」も「協議」もなされていませんし、第7回、第8回の次第ではともに「議題(1)市営保育所の今後のあり方について(審議)」となっています。
第7回部会では、部会長も「審議」として扱っておられますし、第8回で藤本委員も「子ども・子育て会議が,そもそも条例の中で位置付けられている会議であり,条例では,この場で議決していくということになっているかと思います」「条例に基づいて設置されている会議であるということ,議題が審議となっている以上議決を伴うものであるということであると思います。」とおっしゃています。

したがって、「基本方針(改定版)の策定の経過」に書かれていることはとても不正確で不適切なものです。
なぜこのような書き方をなされたのか、その理由をお問い合わせしますと同時に、早急に適切な記述に書きあらためられることをお願いいたします。