元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

6/10選定委員会での保護者の意見陳述に応援にいこう。なぜなら…

九条保育所保護者会のおこなった保護者アンケートでは、回答者全員が民間移管に反対でした。しかし、第8回選定委員会で事務局の保育課は、「保護者の意向は主観的で公平性に欠く」などと貶め、移管対象保育所を選定する際に考慮しないことになりました(第8回選定委員会摘録11頁
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000132/132999/tekiroku.pdf)。いったいなんのための保護者意見の聴取なのか。
10日の選定委員会では3保育所の保護者からの意見聴取があります。私は傍聴支援に行こうと思っています。

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平成(ママ)25年度第2回「京都市保育所移管先選定等委員会」の開催について

1日時:平成(ママ)25年6月10日(月曜日)午後7時から午後9時まで
2場所:京都テルサ東館2階中会議室
3内容:(1)民間保育園意向調査結果の概要(2)募集要項(案)に係る3保育所(船岡乳児,九条及び吉祥院)の保護者会からの意見聴取(3)平成(ママ)25年度京都市保育所移管先法人等募集要項(案)
4委員(略)  
5傍聴(1)定員:30名(2)受付:当日の午後6時30分から午後6時50分まで行います。希望者が多数の場合は抽選を行います。(3)会議資料は当日配布。

http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/page/0000150087.html
京都市:平成25年度第2回「京都市保育所移管先選定等委員会」の開催について
www.city.kyoto.lg.jp
京都市役所 〒604-8571 京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地 電話番号:075-222-3111(代)  市役所へのアクセス

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「市営保育所の今後のあり方に関する基本方針」p11の「移管先選定等委員会の設置」の項には、「なお,移管先法人の選定を行う際には,移管対象保育所に入所する保護者の意向も十分に踏まえることとします」とありますが、実際の公募と選定のあり方を見れば、まったく保護者の意向は無視されたことがわかります。
また、「これらの市営保育所の民間保育園への移管を実施するにあたっては,入所する児童への影響や保護者の意見に十分配慮しながら」ともあります。

市営保育所の今後のあり方に関する基本方針
http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000123/123510/7-konngo-housin.pdf

民間移管じたいに不安や問題を感じながら、それでも何も言わなければどうなるかわからないので、少しでもよりましな民間移管になるために、意見聴取に臨むわけです。
そこで、選定委員に移管対象保育所に選定しないでほしいと、依頼された「移管対象保育所の選定に係る事項」についての保護者意見を述べたわけです。
なのに、その保護者意見については一言も審議せず、「確認」という形で移管対象保育所を選定し、さらに後になって実は選定委員会には選定の権限がないとかいわれてしまったので、とても腹が立ちました。
このへんの矛盾が、選定委員会の設置のあり方が違法ないし不当だという住民監査請求の動機・原動力です。
まったく保護者をなめるなといいたい。

保育課が、実地審査への「同行」や共同保育期間の延長、自園給食の提供の義務などいくつか取り入れられた点があったから「保護者の意見を反映した」というのは大きなウソ・いつわりです(3/1朱雀保護者説明会http://twileshare.com/ahms)。
ここでは、移管先法人を「保育内容」の審査結果ではなく「総合的な判断」で選定した京都市の姿勢が、「これまでの保育の質の継続」を求める保護者の意向の無視だと批判されているのです。これは「見解の相違」なんかではなく、事実です。