元suzakuhogosyaの日記

旧京都市営朱雀乳児保育所の元保護者のブログ

2013年3月5日市役所前でのアピールの原稿

仕事で間に合わないかもしれないので、ここに載せておきます。
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2013年3月5日アピール原稿

私は朱雀乳児保育所の保護者です。京都市は、今、財政難を理由に市営の朱雀乳児保育所を廃止して民営化しようとしています。京都市は、「目指すべき保育が同じならコストの低いほうが良い」、民間保育園のほうがより人件費が安くすむから民営化すると説明しました。
なぜ、民間の保育士さんは人件費が安いのでしょうか。給与体系は民間も同じですから、平均勤続年数の差が人件費の差となります。民間のほうが市営より若い保育士さんが多いから人件費が安くすむのだそうです。長く働くとコストがかかる、長く働かないほうが良いというのが京都市のリクツです。
保育所・保育園の存在が歴史的にいわゆる「女性の社会進出の進展」を支えてきたと言われます。そして保育士さんのほとんども女性です。保育所・保育園が多くの保育士さんが勤続10年ほどでやめていくような職場環境であり続けていいのでしょうか。
京都市は、いま、保育園が「女性が早くやめる職場」であることを積極的に利用して、人件費削減のための保育所の民営化を進めています。非常に差別的な態度だと思います。
京都市は、民営化による保育環境の変化から心身に影響を受ける子どもの事などぜんぜんまじめに考えていません。保護者のほとんどは今回の強引な民営化・民間移管に不安や疑問を持っています。なのに、京都市は「保護者の意向を十分に踏まえた」と保護者の前で言いました。ツラの皮が厚すぎで、京都市には何を言ってもムダという気分にさせられています。
市民のみなさん、市議会議員のみなさん、どうか人件費削減のためだけの市営保育所の民営化に反対してください。そして京都市の保育全体の向上のためにいっしょに考えてください。お願いします。